2022年12月25日日曜日

【12月の活動】〜わら細工〜

 12月18日、宍塚公民館をお借りして8時半からと10時半からの2回にわけて実施しました。幸い天気がよく、戸外で水を使う藁たたきも、こごえずにやることができました。

 コロナ流行が止まず、そのための欠席者もあって、今回は、前半後半あわせて、11家族、子ども15人、大人15人、講師3人+スタッフ4人での実施となりました。

 まず、しめ縄作りに挑戦です。夏に収穫した藁細工用イネを、100本数え、3つの束にして、水につけたあと木槌などで軽くたたきしっとりとさせます。その3束をそれぞれねじりながら、しめ縄を作りました。



 親子で、根本を抑えたり、束をねじったり、それをあわせたり、けっこう力もいります。撚り合わせる方向がなかなか定まらず、講師の先生の力を借りて直したりしました。麻ひもで先の方を撚りが戻らないように結び、はみ出した藁の先を鋏で切って、ごぼうまきという形の注連縄完成です。これを丸くして、合わせたところに飾りをつける注連縄の形もあり、それを作った人もいました。

 縄ないにも挑戦しました。2,3本ずつの稲藁を、2束、手のひらをすりあわせるようにして回転させてより合わせていくのですが、こつをつかむまでがなかなかです。でも、上手にできるようになった子もいました。また、イネ藁で星の形のクリスマス飾りを作った子もいます。

 縄、しめ縄は水でぬらしてしなやかにした藁を使いますが、こちらは曲がるといけないので、ピンとした、イネの穂の茎を使って作ります。特に教えないでも、見本と、説明の図をみるだけで、子どもたちは次々と作っていました。

 講師の先生が半紙で御幣も作ってくださったので、しめ縄に3つ下げた親子もいました。もうすぐお正月という気分になりました。

2022年12月19日月曜日

カカシ送り


2022年12月4日 日曜日

かかし送りとは 8月に田んぼに立てたかかしくんたちを 燃やして天に送ります。




子供達が書きました。

きょうは かかしさんを
てんにおくります
かかしさん ありがとう
かかしさん さよなら






毎年恒例の 
「かかし」をみんなで合唱しました。

歌詞
山田の中の 一本足のかかし
天気が良いのに 蓑笠つけて
朝から晩まで ただ立ちどほし
歩けないのか やまだのかかし


その後 アブラハムには7人の子を歌い踊りました。

歌詞
アブラハムには 7人の子
ひとりは ノッポであとはチビ
みんな なかよくくらしてる
さあ おどりましょう。

①みぎて ひだりて
②みぎあし ひだりあし
③あたま おしり
④まわって おしまい

これを歌いながら 踊ると
身体も心も温まる気がしますね。






焚き火で、焼き芋やリンゴ みかんなどを ホイル焼きをしました。

今年のホイル焼きは 今年4回目の参加ですが、全然焦げていなくて 1番上手に焼けていたと思います。
美味しく焼いてくれた皆さまに感謝です。








焼き上がるまで 子供達は 木にロープを巻いて ブランコや ロープ渡り 木登り クルミを拾ったり 
自由に楽しく遊んでいました。








ソーセージを焼いた後は、マシュマロに舌鼓。




今年も楽しいカカシ送りでした。


2022年12月9日金曜日

【11月の活動】〜脱穀・唐箕〜

今月の作業は脱穀・唐箕です。参加者は25家族 子ども35人、大人34人 スタッフ6人と 大学生参加者3名でした。

この作業は毎年子供達に人気の作業です。いつもどおり最初に集合して、 出席簿にシールを貼ります。今年度も作業はあと数回ですね。

今日は何をするのかな?

まずは稲刈りで刈った稲が小田にかかっているので、それを運びます。小田から外すのは大人、それを順番に子供達に渡して流れ作業です。

雨が降る前に終わるかな?

テントが設置してあり、その中に脱穀機と唐箕が設置されています。脱穀機の前に束になった稲を運んできました。

たくさんあるね

脱穀機の紹介です。最新型!「ミノル式親玉號(ゴウ)」とあります。当時(いつごろでしょう)は最新式だったようです。スタッフの方は「壊れると、、、修理もできないのでは」、と仰っていました。
元祖!親玉號!!

作業については、ぜひ動画でご確認下さい。ペダルを踏むタイミングがなかなか難しいのです。
慣れてきた?

親玉號では全ての実は取り切れないので、残りは手作業します。

手が痛くなるんだよね。。。

藁などが混じるので、ふるいも使います。

リズムに合わせて(^^)

そして唐箕です。これも人気の作業ですが、3、4人程度で分担します。回すのが一番人気でしょうか。風車で風を起こして、藁などの軽いものを吹き飛ばして、実が落ちてきます。

どう?

残った実を袋に入れればおしまい!これで口に入るまであと一歩まで来ました。宍塚の田んぼもすっかり秋の景色。今日は天気が下り坂でしたが、雨が降る前に作業が終わってよかったです。
雨が降りませんように。

2022年11月21日月曜日

【10月の活動】〜稲刈り〜

稲刈り、宍塚の田んぼの方、天候にめぐまれ予定の日時で終了しました。

10月8,9.10,22日に、合計27家族 子ども41人 大人41人が参加し、無事刈り終えることができました。

雨が多かったため、ぬかるんで、足がぬけない、尻もちをつくなど たいへんでしたが、どの日も全員よく働きました。

名札を付けて植えた自分のイネも持ち帰りました。

10月9日刈り始め

10月22日あと少し

10月22日稲刈り完了


 


2022年10月8日土曜日

稲刈り

 2022年10月8日 (土)

13:30〜15:30

参加 3家族

本日は宍塚で稲刈りをしました。
まんげつもちと言う稲の収穫です。


先ずは準備、リアカーで竹を運びました。



稲を刈るための鎌の持ち方を教わりました。



本番の稲刈り前に、各自植えた1本の苗の収穫です。前日までの雨で 田んぼに水が入ってしまい、足が泥にハマってしまうハプニングもありましたが、無事 収穫しました。



次に みんなで植えた稲の収穫です。
みんなで刈るとあっという間に 刈れました。



次におだかけの準備です。

おだかけは 稲を逆さに干す事で 稲に残っている栄養分を実に送る役目もあるそうです。


竹を下の写真のように 3本足にします。
これを3つ作ります。


長い竹の竿をのせます。




刈った稲を藁で束ねます。

刈った稲を 子どもが持てる量で
稲の刈口をトントンと揃えて 4〜5本の藁を巻き付けます。
藁を持って 空中で藁をクルクルと回転させると 固く絞まります。



その藁が解けないように、巻き付けた藁の輪に通します。

藁を絞めているので、この作業が一番大変でした。



全て束ねました。






おだがけで稲を乾燥させます。

束ねた稲をリレーして干していきました。




この田んぼにも水が入っていたので ご覧の通りドロドロでした。


おだがけ後、用水路で 長靴の泥を落としました。


その後、今日のお勉強会です。

今日の宿題 一粒の籾種からできた1本の稲は何本の茎になり 何粒の米が出来たかを調べてくるです。

全部を数えるのはとても大変なので1茎の籾を数えて、茎の数をかけます。


まさに一粒万倍ですね。

この言葉が意味するところは「種籾(たねもみ)一粒から一本のイネができ、このイネから万倍もの数のお米が穫れること」。

今日は 一粒万倍日ですね。



稲からはずした籾は すり鉢に入れてソフトボールで ゴリゴリとすりあげると 籾殻がとれるそうです。

籾殻がとれると 玄米になります。


お米のポップコーンの作り方を教えてもらいました。

玄米を封筒に入れて 電子レンジでチンすると お米のポップコーンができるそうです。




お勉強会が終わって 栗拾いをしました。


実りの秋を満喫した1日でした。

2022年10月5日水曜日

【9月の活動】〜出張稲刈り〜

 9月の活動ですが、出張で田植えをしたつくば市山口の田んぼに稲刈りに行きました。参加者は5家族、子ども8人、大人6人、その他の大人3人(スタッフ2人+大人1人)、そして田中裕之さんにご指導頂きました。

まずは稲刈り前の田んぼの概観です。台風の後だからか、寝てしまっているねもありますが、確りと実って、輝いている感じがします。


稲刈り前の田んぼ

実際に作業が始まると、刈ったところから、ミステリーサークルのようですね。まだまだ果てしないですが、刈った分だけ着実に進んでいることは実感できます。


ミステリーサークル?

作業の実際です。ザクザクと刈る感触、心地よいです。怪我をしないように、軍手をしたり、持ち方に気を付けたり、です。刈った稲は束ねて小田に掛けるので、方向を揃えて集めておきます。


ザクザク!

稲を掛ける小田も並行して作ります。刈るよりも束ねて小田に掛ける作業の方が大変だったかもしれません。

途中で用水路で遊んだりしています。雨が降った後だったので、いつもより水量が多かったですね。小魚、ザリガニなども見つけていました。

何かいる?

みんなでやれば、というのと、子供達の活躍で、刈る作業は順調に進みました。所々、山になっているのが稲の束です。


スッキリ刈れたね!

どうやら今年は豊作のようで、刈ってからの束ねて小田掛けが思ったより大変でした。稲刈りも中腰で腰が痛くなったりするのですが、稲を束ねるのも、藁で結ぶ際に指が痛くなったりで、なかなか根気がいる作業です。


もう一息!

作業が終わる頃にはすっかり夕暮れ。日が落ちるのが早くなりましたね。


筑波山の夕暮れ

最後に記念写真を撮影。心地よい疲れとともに達成感、でしょうか。


お疲れ様でした!

さて、こちらが作業後の田んぼです。すっかりきれいになって、清々しい感じですね。


終わってしまうとちょっと寂しい?

10月はいよいよ宍塚の稲刈りですね。天気に恵まれると良いのですが。

2022年8月14日日曜日

カカシ作り


8月11日
8:00〜9:30
10:00〜11:30



今年もカカシ作りがやってきました。

田んぼの稲が青々と大きくなって
稲の穂が出ています

田んぼにスズメなどの鳥をよけるために
かかしを作る伝統があります。

竹を骨組みにして、
かかしを作り 田んぼにたてます。

先ずはじめに 切り出した竹をみんなで運びました。
















カカシの作り方を教わりました。


↓ 竹を置く台です。この上に竹を置いて切ります。





お手本の竹の長さに切ります。


次に腕の部分を作ります。
腕の部分と胴体をこんな風につけます。 イメージ
腕の長さは 各自持ってきた服に合わせて切りました。



2本をつけ合わせするため
腕の部分に使う竹の幅に合わせて
横に2本切れ目を入れます。


横の切れ目を入れたところを
硬い物で叩くと 簡単に縦に割れます。


腕の部分の竹(横)と 胴体の竹 (縦) に
下の様な 節の部分を避けて 
凹を作り かませられる様にします。



腕の部分の竹に 洋服を着せます。



竹をかませた後 麻縄で縛ります。





ズボンやスカートを履かせるため
 腰の部分も 腕と同じ様に 
竹をかませます。
カエルが遊びにきました。




頭作り

新聞紙を丸めて ビニール袋に入れます。
そしてTシャツの様な物を被せて 
竹に麻縄などを使ってくくりつけます。


頭部は 帽子を被せたり、布を巻いたり 
各自自由に作ります。
顔に目や鼻 口を描きます。




完成した カカシ君達です。









本日 2グループの田んぼのカカシ君達です。 
田んぼが賑やかになりました。


カカシを田んぼに設置した後、
稲の花の観察のお勉強をしました。




下の写真  何だかわかりますか?




正解はマムシです。

草むらには あまり入らない様にするのと 
長靴を履いておくのが良さそうですね。