2025(令和7)年度募集要項


2025年度「田んぼの学校」の生徒を募集します!


認定NPO法人 宍塚の自然と歴史の会



NPO法人宍塚の自然と歴史の会は、1989年の発足以来、土浦市からつくば市に
またがる関東平野有数の広さをもつ里山環境の保全とその活用を目指して様々な
活動を行ってきました。その中で宍塚大池の北側の休耕された谷津田の一部を地
権者からお借りし稲作と自然環境について学ぶ「田んぼ塾」を1999年に開始し
ました。2012年から、その一部の田で、に子どもたちを対象にした「田んぼ
の学校」を開き、稲作の作業や関連の行事に取り組んできました。参加した子ど
もたちは、田んぼと里山の環境に親しみ、たくましい成長をみせています。
ぜひ、2025年度の「田んぼの学校」に親子ご家族で参加され一緒に学びを深め
ましょう。


1.目的 
①稲作と、稲作に伴う伝統文化(食、行事など)を学ぶ 食農教育
②里山の自然、田んぼの環境について学ぶ 環境教育 
③絶滅危惧種のサシバ(渡り鳥の鷹)など多様な生き物の生息に欠かせない谷津田の保全          

2.特色
 ・稲作の作業と、稲作に関わる行事に子どもも大人も一緒に取り組み、協働の楽しさを味わいます。
 ・種まきから食べるまで、継続して稲と関わり、四季の里山の環境と関わることで、稲作や自然環境について深く学ぶことができます。
 ・異年齢の子ども、大人、家族どうし交流し学びあうことができます。    


3.組織 
 校長:嶺田拓也(農研機構)  事務局 阿部きよ子 
 スタッフ=NPO宍塚の自然と歴史の会会員 大浦利彦、西川菜緒、他 
 ※スタッフも募集しています。田んぼ管理の実務と作業、子どもたちの指導、教材作成、HP書き込み等。子どもたちと一緒に学び、体を動かす楽しさをぜひご一緒に!



4.活動場所  
おもに土浦市宍塚の里山
宍塚大池の北側の谷津 「子ども田んぼ」(約220㎡の水田)とその周辺 
関鉄バス「宍塚」バス停から徒歩3分。HP等の地図では「ふれあい農園」付近


5.募集対象 
小学生、中学生とその保護者
稲作の流れを理解するために、年間の作業・行事のうち、3分の2以上の種類の作業、行事に参加できる家族を対象とします。
※就学前のお子様は、「学校生」としての学習はまだ困難です。里山には深い水路、池もあり、市街地と異なる危険があります。幼児同伴の場合は、「学校生」のお子様とともに作業をする保護者の他に、小さいお子さんに付き添う大人の参加をお願いしています。


6.おもな行事と日程
いずれも土、日、祝日に行います。およその行事と日程は以下ですが、稲の生育状況、天候、当会の他の行事との関連などでの変更がありえます。その件に関しては、そのつど参加者に連絡します。
な作業は、数回に分けて実施するので、都合の良い日時を選んで参加して下さい。

開校式と現地見学4月5日(土)13:30-15:30
苗代への種まき4月6日、13日(日)10:00-11:30
里山探検4月20日(日) 10:00-14:30
田んぼの整備(代掻き)5月3日(土)から(数回実施)
田植え5月17日から6月1日までの土、日(数回実施)
行事用サツマイモの苗植え付け5月下旬の田植えのあと 短時間
さなぶり(早苗饗)田植え終了を祝う伝統行事 昼食会6月1日(日)
田んぼの観察会講師と日程調整中
田んぼの草取り6月中(数回実施)
生き物調べ7月21日(月祝)、27日(日) 午前
かかし作り、稲の花の観察、8月11日(月祝)24日(日)
稲刈り前の準備、田んぼの整備 必要な場合のみ実施9月15日(月祝)、23日(火祝)、
稲刈り9月末から10月中(数回実施)
サツマイモ収穫10月末
脱穀と唐箕での選別11月(数回実施)
収穫祭(会全体の行事)11月23日(日)
かかし送り(かかしを燃やす行事)12月6日(土)
藁細工教室12月14日(日)
正月伝統行事(一鍬、ならせもち=正月のもちつき)と修了式1月12日(月祝)



・各回とも、作業内容の確認、稲の観察、生き物と周辺の環境観察など、まとめ学習を短時間行います。
・田んぼの学校日誌をつけます。学習資料もまとめてファイルしていきます。
・子どもだけでなく大人も一緒に作業に取り組み、参加者全員協力して最後の片付けまで行います。
・伝統行事など準備や手間のかかる行事は、家族単位で分担して担当係りとなりその行事の中心となります。


7.費用 

 資料代、運営雑費、行事保険料として 年間 1家族1500円 を徴収します。

 ※食材の必要な行事は、実費分の参加費をそのつど出席者から徴収

 (各回一人300~400円程度)します。


8.稲の種類と稲作の方法 

・品種:まんげつもち(もち米)、紅染め餅(餅米 色つき米) しめ縄用稲(藁として利用)

・方法:機械化される以前(1960年代ごろまで)の稲作の方法を基本とします。苗代に種をまき、田植え、草取り、稲刈り、脱穀を手作業で行います。

 多様な生き物を育む環境づくりのため、農薬、除草剤は使用しません。

 ※田んぼの学校で収穫した米は収穫祭や田んぼの学校の行事のならせ餅などの行事に利用します。    余れば安価で頒布します。


9.募集期間 
2025年 3月31日まで
※田の面積等の制約があるので定員を30家族とします。超過する場合は抽選とし、結果は4月3日までに個別に連絡します。

10.申し込み方法 
 申し込みフォームへ入力してください。
 ※問い合わせは3月25日ごろまでに応募申し込みフォーム質問欄、又は、事務局の阿部までお願いします。
 Eメール:abekiyoko54@yahoo.co.jp 
 電話:070-3245-3014