2025年7月11日金曜日

田んぼの観察会

雨模様の6月14日に校長先生の嶺田拓也さんを講師に、いつも通う里山の中の田んぼではなく、情報館から出発して、低地の田んぼの観察会をしました。

雨模様だったため、2家族、子ども3人、大人3人だけでしたが、ハスを育てている田んぼから、イネの田んぼ、休耕されて荒地となった田んぼ、土浦用水などをみてまわり、浮き草の仲間や、水の中の小さな生き物をすくって観察したり、用水路と排水路の違いなども確認して楽しい観察会となりました。




2025年7月9日水曜日

草取り

 田植えのあとの大事な作業が草取りです。

6月7日、15日、21日、29日と4回実施しました。

毎回なぜ草取りをするのかと、子ども田んぼでとらなくてはならない雑草を勉強してから、田んぼに入りました。


子ども田んぼで、一番よくはえてくるのはコナギです。

道端などには、はえない、水田特有の草です。

毎週、頑張って、しっかりとっても、次の週にはまたはえてきているのです。

いったいどれだけ土の中に種がうまっていることやら。

他に、見分けが難しいヒエ、畔の付近でどんどん田んぼの中にのびてくるイボクサやミゾソバも抜きました。

脚でふみこんだり、手でぬいたりしましたが、田車という道具も1台使用しました。

どろにのめりこむと動かせなくなる道具ですが、昨年もやって慣れている子が新人の子に教えてくれたりしていました。


4回実施したうち2回きてくれた家族も2組ありました。

子どもが来られなくても親だけ来てくださった方もあり、のべ27家族、子ども40人、大人35人の参加でした。


子ども田んぼを見た方たちから「草はえてこないの」「田んぼきれいだね」と言う声をききました。

たくさんはえたけれど、みんなで草取りしたんですよー。

その成果が秋にでてくることを願っています。




2025年6月18日水曜日

田んぼの学校 さなぶり(早苗饗)

 植えが終わったことを「田の神」に感謝し、イネと人の無病息災、秋の実りを願い、お互いをねぎらってご馳走を食べる伝統行事です。

 61日の昼に実施しました。

 前日雨だったため、運動会が1日に延期になった学校が数校あり、予定より人数が減りましたが、19家族、子ども31人大人29人とスタッフ4人合計64人の参加でした。


担当係の家族とスタッフが食材などを分担してもちより、当日は朝から準備をしました。

子どもたちは、田んぼの前で行う「式」のために、垂れ幕を分担して作って竹竿にさげ、子ども田んぼの前に設置しました。

一方で調理も進めました。

11時半ごろ、参加者が揃い、「ご馳走」もできあがったので、子ども田んぼの前に集まって「さなぶり」開会です。

係の子どもたちが、分担した言葉を大きな声で述べ、垂れ幕に書いた言葉は全員で唱和しました。

「みんなでたうえをがんばった」「あらしにもびょうきにもまけないで」「子どももイネも元気に育ち」「秋にはお米がざっくざく」。

地域の伝統に従って、36本の苗をのせた箕を2人の子が、田んぼにむかって掲げました。その後、ふれあい農園奥の「広場」に移動して全員で「ごちそう」を食べました。


「さなぶり」の献立は「特製ちらし寿司」、豚汁、スイカでした。

ちらし寿司は、昨秋収穫したベニゾメモチを入れて、少し赤く色づけた寿司飯の上に、蒸し鶏、炒り卵、きゅうり、もみのりを載せます。

子どもが参加しやすく、大人数の料理が短時間でできて、田んぼの学校で作ったお米も使えるということで、恒例となった献立です。

今回も卵70個を1個ずつ割って、まぜ、炒り卵にするところ、蒸し鶏を小さく割く作業などで、子どもたちが活躍しました。

スイカは、毎年阿見町産のものをJA売店を通じて予約して購入しています。

今年は特大の1個を切り分けましたが、甘くて好評でした。




2025年6月13日金曜日

薩摩芋の植えつけ

 5月24日夕方、3家族子ども5人、大人4人とスタッフがつるぐみ農園に集まり、サツマイモの苗を植えました。

狩野さんが畝に黒マルチもして準備してくださいました。

大雨に続く風で乾燥したため、畑の土が硬く、例年よりだいぶ手間がかかりました。

棒で斜めにあけた穴にサツマイモの苗を差し込み、土をしっかりかけて植えました。

品種はベニハルカです。

冬の行事での、おいしい焼き芋が楽しみです。



2025年6月11日水曜日

田植え

5月24日、25日、6月1日に田植えを行いました。

22家族、子ども34人、大人34人、スタッフ4人の参加でした。

5月31日が雨だったため6月1日の朝に延期しましたが、予定の日程内で田植えを終えることができました。


毎回、最初に学習をしました。種を田んぼに撒くのではなく、育てた苗を植えるはなぜなのか考えてもらいました。

学習のあと、田んぼに入ります。まず、子ども田んぼの、井戸に近い部分に、自分用の苗(収穫後持ち帰る)を各自で植え、名札を括りつけた棒をたてました。

それから皆で協力して行う田植えです。植える田の両脇に等間隔にテープを結んで印にした紐を設置し、大人2人が等間隔に印をつけた紐を両脇の紐に対し直角に張ります。

その手前に参加者が並び、紐の印のところに苗を植えていきました。

一列、皆が植え終えたら、両脇の大人は、紐を次の印の所に移動し、また皆が植えます。

それを続けていくと、苗が縦横きちんと並びます。

皆が揃って作業をしないと進まないので、子どもたちは勝手に遊ぶわけにもいかず、忍耐のいる作業です。

人数が多い日は、子どもたちが紐の所に並び、その後ろから大人が1本ずつに分けた苗を手渡ししました。

小面積を少人数で植えた6月1日の朝は、大人も一緒に並んで植えました。品種はマンゲツモチ(餅米)、ベニゾメモチ(糠部分が赤い餅米)と 藁細工用イネの3種類です。



なお、5月18日には、より広い田んぼで田植えをし、色々な生きものに出会いたい家族むけにつくば市山口の田中裕之さんの自然農の田んぼへの出張田植えを行い、5家族とスタッフ2人が参加しました。

出張田植えの参加者

2025年5月28日水曜日

 種まき(苗代づくり)の様子を日誌にまとめました。

当日は、苗代となる場所に足を入れないよう気をつけながら、手を大きく伸ばして丁寧に種をまく子どもたちの姿が印象的でした。種がかたよらないように気を配る姿から、ひとつひとつの作業を大切にしている様子が伝わってきました。

カエルの鳴き声が聞こえる中、作業を終えたあとは、つくしやふきを見つけたり、カブトムシの幼虫を発見したりと、春の里山ならではの時間を楽しんでいました。











2025年5月27日火曜日

開校式の日誌

田んぼの学校の開校式の様子を日誌としてまとめました。
初めて参加する子、何度目かの参加となる子、それぞれが自然の中での時間を楽しんだようです。

当日は、しっぽの生えたおたまじゃくしを見つけたり、田んぼや里山の様子を絵に描いたりする姿が見られたとのこと。春の里山に触れながら、子どもたちの感性が生き生きと動き出す、そんな様子が伝わってきます。

これからの活動の中で、どんな発見があるのか楽しみです。