いよいよ修了式です。学校生30家族 子ども47人、大人40人、他にいつものスタッフ5人と 応援会員4人 合計96人の参加でした。
例年、ならせ餅などをやっていたのですが、COVID-19の流行で、飲食を伴う行事の実施が難しく、ならせ餅は簡略化(自分たちで餅つきはせず、事前準備で搗いてもらったものを枝につける)して、宍塚の森を探索しながら、山入り、一鋤といった行事を行いました。
係の人は前日、当日の午前中から準備をしています。ならせ餅に使うお餅は午前中に焚く、蒸す、搗く、で小さなお団子にしておきます。
宍塚の畑でとれたサツマイモは焼き芋にするので、新聞紙とホイルで包んでたき火の近くに準備しておきます。頂くのが楽しみです。
子供達はみんなで唱和する言葉を紙に書いて、つるせるように工作中。森の中でならせ餅に使う枝の切り出しもしました。
準備組はお昼を挟んでの行事なので、お昼休みには、我が家は大学生が藁でつくった小屋(?)でお弁当を頂きました。太陽は遮られますが、保温効果があるのか、ほんのり温かく、快適な空間です。雨もある程度はしのげるようです。新スポットですね。
午後のスタートは、上高津貝塚ふるさと歴史の広場に移動しての集合です。今年度も小グループでの活動が主だったので、たくさんの人が参加しているんだな、とう実感がわきました。
会のスタッフが宍塚のスポットを説明しながら歩いたのですが、いくつかご紹介です。まずは五斗蒔展望台からの五斗蒔谷津です。ここは1990年代までは田んぼとして活用されていたようです。また、上高津貝塚は縄文時代の遺跡ですが、五斗蒔谷津では古くから稲作が行われており、五斗蒔展望台から谷津(主に関東や東北地方の台地に特徴的な地形であり、丘陵地が長い時間をかけて 侵食されて出来た谷状の湿地)に降りていたようです。今は草刈りなどが行われているわけではないのでしょうけど、一部、草が生えていないところがあって、そこは狸が遊んでいる様子が目撃されており、遊び場になっているので草が生えないのでは、という説明がありました。
五斗蒔谷津
また、近くには縄文式土器が発掘されるところがあり、スタッフの方はかけらを一目見て、これは○○年前くらい、とコメントをくれて、子供達も興味津々でした。
「はるには たくさんのはながさき
なつにはすずしい かぜがふく
あきには ドングリが いっぱい
ふゆには ことりのこえがにぎやか
ようせいのようなチョウのすむ
わくわくのもり
ことしもよろしくおねがいします」
なつにはすずしい かぜがふく
あきには ドングリが いっぱい
ふゆには ことりのこえがにぎやか
ようせいのようなチョウのすむ
わくわくのもり
ことしもよろしくおねがいします」
山の中をどんどん進みます。改めて感じましたが、広くて気持ちの良いところです。田んぼの学校以外の行事で来る機会はほとんどないのですが、散歩に来るなど、日常に取り入れたいですね。
途中の小さい広場で切り倒した木がシーソーにしてあったので、子供達が群がって遊んでいたのですが、重すぎたのか、真ん中でポッキリと。親としては手が挟まれたりしないかなあ、とか心配してしまう(我が家の次男は滑って切り株の角にお尻を強打していました)のですが、こういった自然の中で色々な経験を積む機会は貴重ですね。
それでも他の木で遊べそうな場所を見つけて遊んでいます。
最後は田んぼに戻って、焼き芋でひと休憩してから一鋤(自分が耕す田んぼに挨拶をする正月行事)です。ここでは下記の言葉を読み上げました。
「カエルやトンボがうまれてそだち
ぼくたちがおせわして いねがそだつ
田んぼのがっこうの子ども田んぼ
ことしもよろしくおねがいします」
一鋤はこちらです。
一鋤の様子
最後に修了式です。一年間はあっという間ですが、今年もたくさんのことを経験して学びました。やはり、普段、何気なく口にしているお米がどうやって作られているかを知っておくことは大切だな、と感じました。子供達もよい表情をしていました。
最後に集合写真です。
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