2021年12月2日木曜日

11月3日、14日、21日、23日の活動〜脱穀・唐箕〜

脱穀、選別(唐箕)は、11月3日午前午後、14日、21日午前と23日午前で、29家族、子ども36人、大人33人が参加しました。冬至も近くなってきて、この写真は9:30くらいですが、太陽も低いですね。


当日の宍塚

稲刈りを先日しましたが、当然ながら、稲刈りをすればすぐに食べられるわけではなく、その手前にも作業があります。

脱穀は文字の通り、殻をとるわけですが、乾燥させた稲の穂先から籾を落とす作業です。そして唐箕という言葉には馴染みがないかもしれません。唐箕というのは、風力を利用して穀物を精選する農具のことで、作業としては選別、となります。「唐」という文字にもあるように、中国で発明されたようです。

まずは小田掛けに掛かっている稲の束を運びます。この日は人数もいたので、流れ作業であっという間です。こういったところにも、稲作が集団でやるもの、が表れていますね。


みんなで運びましょう

さて、脱穀です。脱穀も昔ながらの足踏み動力の機械をつかって作業をします。


足踏み脱穀機

では、実際の作業を見てみましょう。籾が引っかかる金属がついていて、足踏みの動力でドラムを回転させて、束になった稲を引っかけて脱穀します。この足踏み、タイミングが難しく、リズムよくやらないと止まったり、逆回転してしまいます。手を入れると怪我をしてしまうので、ネットを張っていますが、小さな子供は大人と一緒に作業です。


足踏み脱穀機の実際
これで全てが脱穀できるわけではないので、残ったものは手作業です。稲についているものを外してザルにいれて、籾だけが残るように丁寧に作業していますが、これが中々大変です。稲から外すのにもコツが要りますし、籾以外を取り除くのも、完璧にやろうと思うとキリがありません。

手作業は大人中心


手作業での脱穀、選別

そして唐箕での選別です。これも子供に人気の作業です。


唐箕

実際の作業は動画を見た方がわかりやすいですね。手回しの送風機で風をおこして、わらとか軽いものを飛ばし、ある程度の重さがある残った籾が下から出てきます。籾を入れる人、不要なものを集める人、出てきた籾を集める人、と分業制です。順番に交代してやりますが、これはほとんど子供達がやりました。大人は子供達が順番に色んな作業が出来るように声かけします。


唐箕の作業

最後に今日の作業の勉強です。機械作業が出てくるので、子供達も興味津々です。


お勉強タイム

この作業も11月で終わって、次はかかし送りです。ここまで見守ってくれた案山子さんのお疲れ様会ですね。


かかしもそろそろお役目おしまい!


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