2024(令和6)年度募集要項

2024年度「田んぼの学校」の生徒を募集します!

認定NPO法人宍塚の自然と歴史の会


NPO法人宍塚の自然と歴史の会は、1989年の発足以来、土浦市からつくば市にまたがる関東平野有数の広さをもつ里山環境の保全とその活用を目指して様々な活動を行ってきました。その中で宍塚大池の北側の休耕された谷津田の一部を地権者からお借りし、稲作と自然環境について学ぶ「田んぼ塾」を1999年に開始し、2012年から、その一部の田んぼで、特に子どもたちを対象にした「田んぼの学校」を開き、稲作の作業や関連の行事に取り組んできました。参加した子どもたちは、田んぼと里山の環境に親しみ、たくましい成長をみせています。ぜひ、2024年度の「田んぼの学校」に親子、ご家族で参加し、一緒に楽しみませんか?

1.目的

① 稲作と、稲作に伴う伝統文化(食、行事など)を学ぶ 食農教育

② 里山の自然、田んぼの環境について学ぶ 環境教育

③ サシバ(宍塚に春渡ってくるタカ)、ニホンアカガエルなどの生息地である谷津田の保全          

2.特色

 ・稲作の作業と、稲作にまつわる行事に親子でとりくみ、協働の楽しさを味わいます。

 ・種まきから食べるまで、継続して稲と関わることにより、四季の里山の環境と稲作や自然環境について深く学ぶことができます。

 ・異年齢の子ども、大人、家族どうし 交流し 学びあうことができます。    

3.組織

 校長:嶺田拓也(農研機構)  事務局 阿部きよ子

 スタッフ=江原栄治、大浦利彦、他NPO宍塚の自然と歴史の会会員

 ※スタッフも募集しています。田んぼ管理の実務と作業、子どもたちの指導、教材作成、HP書き込み等。子どもたちと一緒に学び、体を動かす楽しさをぜひご一緒に!

4.活動場所  土浦市宍塚の里山

 「ふれあい農園」入り口(宍塚大池の北側の谷津の北端、)ポンプ井戸付近の3枚の田(約220㎡の水田)とその周辺、関鉄バス「宍塚」バス停から徒歩3分。

5.募集対象 小学生、中学生とその保護者

 稲作の流れを理解するために、年間の作業・行事のうち、分の2以上の作業、行事に参加していただける家族を対象とします。

※就学前のお子様は、「学校生」としての学習はまだ困難です。里山には深い水路、池もあり、市街地と異なる危険があります。幼児同伴の場合は、「学校生」のお子様と一緒に作業をする保護者の他に、小さいお子さんにつきそう大人も一緒に来ていただくようお願いしています。

 

6.おもな行事と日程  いずれも土日祝日に行います。

 およその行事と日程は下記の通りですが、稲の生育状況、天候、当会の他の行事との関連などでの変更がありえます。そのつど参加者には連絡をします。

 おもな作業は数回にわけて実施するので都合のよい日にち・回を選んで参加していただきます。


開校式と現地見学(昨年から継続の方も出席を)



4月6日(土)13:30-15:30


苗代への種まき



4月7日(日)9時~正午、3回に分けて実施


里山探検



4月21日(日) 10:00-14:30


田んぼの整備(代掻き)



5月3日から(数回実施)


田んぼの観察会



講師と日程調整中 


田植え



5月19日から6月1日までの土日(数回実施)


行事用サツマイモの苗植え付け



5月下旬の田植えのあと 短時間


さなぶり(早苗饗)田植え終了を祝う伝統行事 昼食会



6月2日(日)


田んぼの草とり



6月8日から7月6日(数回実施)


生き物調べ

 


7月15日、21日 午前


かかし作り、稲の花の観察


8月12日(月祝)18日(日)



稲刈り前の田んぼの整備



9月16日、21日、


稲刈り



9月末から10月中(数回実施)


サツマイモ収穫



10月26日


脱穀と唐箕での選別(数回に分けて実施)



11月(数回実施)


収穫祭(会全体の行事)



11月24日(日)


かかし送り(かかしを燃やす行事)



12月7日(土)


藁細工教室

  


12月15日(日)


正月伝統行事(一鍬、ならせもち=正月のもちつき)と修了式



1月13日(月祝)


 ・各回とも、作業内容の確認、稲の観察、生き物と周辺の環境観察など、まとめ学習を短時間行います。
 ・田んぼの学校日誌をつけます。学習資料もまとめてファイルしていきます。
 ・子どもだけでなく大人も一緒に作業にとりくみ、参加者全員が協力して片付けまで行います。
・伝統行事など準備や手間のかかる行事は、家族単位で分担して担当係りとなりその行事の中心となります。

 7.費用 資料代、運営雑費、行事保険料として 年間 1家族1500 を徴収します。

  ※食材の必要な行事は、実費分の参加費をそのつど出席者から徴収(各回一人300円程度)します。

8.稲の種類と稲作の方法 

●品種:まんげつもち(もち米)、紅染めもち(もち米 色つき米)、しめ縄用稲(藁として利用)

●方法:機械化される以前(1960年代ごろまで)の稲作の方法を基本とします。

苗代に種をまき、田植え、草取り、稲刈り、脱穀を手作業で行います。多様な生き物を育む環境づくりのため、農薬、除草剤は使用しません。

田んぼの学校で収穫した米は収穫祭、ならせもちなどの行事に利用し、余る場合は安価で頒布します。

9.募集期間  2024年3月31日まで

※田の面積等の制約があるので定員を30家族とします。超過する場合は抽選とし結果は4月3日までに個別に連絡します。

10.申し込み方法 下記の申し込みフォームへ入力して下さい。

2024「田んぼの学校」申し込みフォーム

  ※問い合わせは、3月25日ごろまでに、メールabekiyoko54@yahoo.co.jp)か、電話070-3245-3014 阿部まで。

11.開校式・種まき 

  4月6日午後の開校式、4月7日午前の種まきに参加可能かどうかも申し込みフォームへ入力をお願いします

  詳細は申し込み後に、田んぼの学校HPとメールでお知らせします。

  開校式会場は 子ども田んぼ付近の予定です(好天野外、雨天室内)