種まき(苗代づくり)の様子を日誌にまとめました。
当日は、苗代となる場所に足を入れないよう気をつけながら、手を大きく伸ばして丁寧に種をまく子どもたちの姿が印象的でした。種がかたよらないように気を配る姿から、ひとつひとつの作業を大切にしている様子が伝わってきました。
カエルの鳴き声が聞こえる中、作業を終えたあとは、つくしやふきを見つけたり、カブトムシの幼虫を発見したりと、春の里山ならではの時間を楽しんでいました。
田んぼの学校の開校式の様子を日誌としてまとめました。
初めて参加する子、何度目かの参加となる子、それぞれが自然の中での時間を楽しんだようです。
当日は、しっぽの生えたおたまじゃくしを見つけたり、田んぼや里山の様子を絵に描いたりする姿が見られたとのこと。春の里山に触れながら、子どもたちの感性が生き生きと動き出す、そんな様子が伝わってきます。
これからの活動の中で、どんな発見があるのか楽しみです。
5月3日、4日、10日に行いました。
幸い天気に恵まれ、予定どおり作業がすすみました。
集合して、まず、今日やる作業の目的、昔と今の代掻きの方法について学習しました。
しろかき(代掻き)は、土の塊を砕きながら 草などを土に埋め込み、田を平らにしていく田植え前の作業です。
かつては、牛や馬に馬鍬をつけて行いましたが、今は人がトラクターを運転し、後ろにつけたハローという機械で土をほぐしながら平らにしています。
田んぼの学校の代掻きは人力です。
4月に田中裕之さん耕運機で耕してもらったところに水をいれました。
そして、泥の塊を踏み崩しながら、草、イネ株の残りなどを埋め込みます。
皆で田んぼに入って、田んぼの中を歩き回りました。
でこぼこだった田んぼの表面がだんだん、平らになり、草も見えなくなっていきます。
田んぼの中には生き物もいろいろ暮らしています。
カエル、オタマジャクシ、コオイムシ、オケラ、がムシの仲間、ゲンゴロウの仲間、アメンボ、コモリグモ、アメリカザリガニなどにであうことができました。
休憩後は、子どもたちが、田んぼの表面に花咲か爺さんのように米糠を撒き、糠が見えなくなるように踏みました。
糠はイネの肥料になります。
3日は水が深すぎたのでしませんでしたが、4日、10日には、泥中競走をしました。
今回は、だれも泥の中に転ぶことなく、走ることができました。
10日には、最後にトンボを使って、田の表面を平らに均しました。
重い道具を使うので力がいりますが、3人の子が、しろかきの仕上げをしてくれました。
そのあと、泥の深い所で遊んでいるうち、一人の靴下が片方脱げてしまう「事件」がおこり、靴下を探すためもあって、ますます泥をかきまわしたり、泥に飛び込んだりして、皆泥んこになりました。
涼しい日ですが、泥遊びを堪能できたと思います。
帰宅後の洗濯は たいへんだったことでしょう。
4月20日 田んぼの学校の田んぼの水源である宍塚大池集水域を歩く「里山探検」をしました。
10時にあおぞら保育園駐車場に集合。
参加者は12家族、学校生13人、大人15人、幼児3人、他にスタッフ3人、総勢34人です。
貝塚公園で走ったり、斜面を転がったりしたあと、「縄文の森」では、丸太のシーソーにも挑戦。
こうした準備運動の後、里山に入り、細い道を登り下りしながら歩きました。
薄曇りで、暑くも寒くもなく、新緑の中を歩くのは気持ちのよいものです。
ウワミズザクラが満開で、みあげればフジの花も咲いています。
セリ、ヨモギなど食べられる植物などを見つけながらすすみました。
五斗蒔き谷津を見下ろす「展望台」では、斜面の裾に、大池の水源となる泉があること、大昔からずっとその水を利用して人々が住んで、大きな村があったこと、田んぼだったころの、谷津田の作業の苦労などをお話しました。
斜面を登り、ワクワクの森に到着しておやつ休憩です。
青い縞模様のニホントカゲの子を捕まえた子がいて、みんなで見ることができました。
カブトムシの幼虫を見つけた子もいました。さわやか隊の活躍で明るくなった地面にジュウニヒトエがたくさん咲いています。
休憩後は稲荷谷津から、「こんちゃんの森」へ上がって一休み。
お昼のサイレンがなったので、急いでで、花火工場横の道から広場に出て昼食休憩です。
午後は、疲れた子、小さな子は、ゆっくり池の堤防へ向かい、体力のある子たちは、半溜め堤防を通って、ゲンベエ山の尾根経由で池の堤防に出ました。
皆が揃ったところで上高津貝塚の広場へ戻りました。
復元された竪穴住居に入ったり、「だるまさんころんだ」をしたり、芝生の上で側転したり、まだ遊びたりない元気な子どもたちでしたが、予定通り2時半ごろ解散しました。
まず、貝塚広場の斜面であそび
ワクワクの森でトカゲをつかまえた!
貝塚公園に到着して「だるまさん転んだ」
4月6日と13日の午前に自然農田んぼ塾の苗代で種籾をまきました。
併せて21家族、学校生26人、大人28人、幼児も4人の参加です。
13日は天気予報が「昼前から雨」だったので、時間を早めて、9時半集合にしました。
小雨はふり始めましたが、逢坂さんの指導で、無事苗代に種籾をまきおえることができました。
泥深いところに裸足で入るので、なかなか勇気がいりますが、今年は、泣く子も逃げる子もなく、みな、ちゃんと作業をすることができました。
すぐわきの溝ではオタマジャクシが泳ぎ、シュレーゲルアオガエルの声や鶯の声を聴きながら、6日は桜の花を、13日は葉桜をバックに、春満喫のたねまきでした。
足を洗ってから子どもたちは集まって、種籾の中身、苗代について、今のほとんどの農家の種まき方法など学習しました。
ベニゾメモチの種籾が配布され、自分の家で種籾を発芽させてみる宿題が出ました。(阿部)
4月6日のたねまきの様子
4月13日のたねまきの様子
今年度の田んぼの学校には27家族から応募があり、35人の子どもが今年の生徒になりました。
27家族のうち15家族は、今回が初めての家族です。スタッフは、昨年のメンバーに加えて、大人1名、子ども3名が申し出てくれました。
1.開校式
4月5日の午後に、ふれあい農園奥の広場で行いました。
桜の花もさき、新緑が美しい野外会場です。春休み最後の土曜で欠席者が多かったのは残念ですが、9家族、学校生の子ども12人、その家族大人17人と幼児3人、校長の嶺田さん以下スタッフ5人 総勢37人の参加でした。
理事長の森本さんから、この里山の貴重さ、会の活動の紹介、校長の嶺田さんから谷津で田んぼを作る意義、スローガンなどの話、事務局の阿部から田んぼの学校にきて何をするか、安全に活動するための注意などの話。
スタッフの自己紹介、嶺田さんから稲に関するクイズ、江原さんから、人も生き物も成長する命のすばらしさのお話、などのあと、家族ごとに自己紹介をしました。
2.見学会
開校式のあとに活動場所を見学しました。
子ども田んぼ、井戸、トイレ、苗代、水路の分岐点、宍塚大池、つるぐみ農園(サツマイモをここで作ります)を経て、駐車場で解散しました。